エアコンのカビが付く場所と落とし方
カビの場所によって、ご自分で拭けるところと、分解しないと届かないところがあります。黒い点が見える場所から順に、手前から奥へ並べました。

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吹き出し口・ルーバーの黒い点
吹き出し口をのぞくと、まず目に入るのがルーバー(風向きを変える羽根)と、その奥の通風路です。パナソニックの解説記事は、フィルターやフラップの奥に見える黒い汚れはカビで、内部にも生えているかもしれないと書いています。
ルーバーの表面に付いた黒い点なら、ご自分で拭き取ってかまいません。三菱電機は、電源プラグを抜いてから、薄めた台所用中性洗剤で拭き、乾いた布で水気を取る方法を案内しています。同社は、カビを取るために市販の洗浄スプレーを使うことは控えるよう呼びかけています。
拭いてもすぐに黒い点が戻るときは、奥の送風ファンや通風路にカビが残っていると考えられます。分解洗浄では、ルーバーを外して洗い、通風路も洗浄液と水で流します。

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送風ファンのカビ
送風ファンは、吹き出し口の奥で回る筒形の羽根です。ルーバーを拭いても奥に黒い汚れが見えるなら、ここに付いていると考えられます。
この部分には、棒やブラシを差し込まないでください。ダイキンは、市販や自作のほこり取り棒で送風ファンを掃除すると、けがやファンの破損のおそれがあると注意しています。運転を止めたあとも、ファンはしばらく回っています。
分解洗浄では、本体の下に洗浄カバーを付けてから、送風ファンに洗浄液をかけ、水で流します。落ちた汚れは、水と一緒に洗浄カバーへ流れます。
熱交換器とドレンパンのカビ
フィルターを外すと見える、薄いアルミの板が並んだ部品が熱交換器です。冷房のときはここで空気を冷やし、結露が出ます。三菱電機によると、カビは20〜40℃、湿度60〜70%以上で増えやすく、ほこりや皮脂、髪の毛を栄養にします。冷房中のエアコンの中は、この条件がそろいやすい場所です。
パナソニックによると、細かいホコリはフィルターの網目を抜けて熱交換器に付き、カビの栄養源になることがあります。ダイキンは、熱交換器が汚れているときは、アルミの板を曲げたり電気部品を傷めたりしないよう、専門業者に頼むよう勧めています。
熱交換器から垂れた結露水は、その下のドレンパンという受け皿に集まります。水とホコリが残りやすい場所なので、熱交換器と一緒に洗います。ドレンパンやドレンホースの汚れは水漏れの原因にもなります。水漏れの原因は水漏れのページにまとめました。

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内部クリーン運転で、カビはどこまで防げるか
内部クリーン(内部乾燥)は、冷房や除湿のあとにエアコンの中を乾かす運転です。ダイキンは、冷房と除湿で室内機の中にできた結露を乾かす機能だと説明しています。乾かすことでカビは増えにくくなりますが、生えたカビは落とせません。
シャープ
すでに発生したカビは内部清浄では取れず、使い方や環境によってはカビや臭いが出るため、内部の洗浄を勧めています。パナソニック
内部クリーンは、生えてしまったカビを除去する機能ではないと注記しています。ダイキン
結露水で熱交換器を洗う機能を持つ機種についても、付着したカビやホコリをすべて落とせる機能ではないとしています。
内部クリーンがない機種は、冷房のあとに送風運転をすると中が乾きます。三菱電機は3〜4時間の送風運転を勧め、内部クリーン機能のある機種では、停止ボタンを2回押して乾燥運転を止めないよう注意しています。
カビが増えやすい時期と、洗ったあとのカビ
カビは秋にも増えます。パナソニックと三菱電機はどちらも、夏に使ったエアコンの湿気と汚れを残したまま秋を迎えると、使わないあいだにカビが増えやすいとしています。冷房の季節が終わったあとの秋は、洗う時期の候補になります。
分解洗浄で落とせるのは、洗った時点で付いていたカビと汚れです。洗ったあとも、部屋の空気を吸い込み、冷房で結露が出れば、カビはまた生えます。冷房を使った日に中を乾かしておくと、洗ったあともカビが増えにくくなります。
詳しくはエアコンの臭いを落とすクリーニングをご覧ください。カビ臭さ、暖房の臭い、タバコの臭いの違いをまとめています。
詳しくは防カビ・抗菌コートをご覧ください。洗浄のあとに追加するオプションで、カビが生えなくなるものではありません。
